作業内容紹介②
今回紹介する作業は、パイプの線引きです。
線引きとは、フレームに使用するパイプに製作の際に基準となる線を引く作業のことです。
自転車に使用するパイプは、基本的には反りがなく真っすぐなのですが、まれに若干反っているものがあります。弊社では定盤(じょうばん)という平らな台の上でパイプを転がし、検品しながら反りがあるかどうかの確認作業を行なっています。
下段の写真ですが、パイプの下側にわずかの白い部分が見られますが、上段のパイプはほとんどありません。これは下段の写真のパイプが反っているためパイプの下側に隙間が見えるためです。
このパイプが反っている部分に線を引き、フレームの精度と強度にバラつきが出ないように、弊社ではパイプは一定の向きで使用するようにしています。
この目印を付けるためにパイプに真っすぐな線を引く作業を線引きと呼んでいます。